<<旅のメニューが変わります>>

 スウェーデン料理特集

Hej(ヘイ!(こんにちは!))
「北欧にうまいものなし」と言われて「へぇ、そうなんですか」と鵜呑みにしないのがととら亭。
何ごとも行って食べてみなければわかりません。
そこで2012年のデンマークに続き、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドと旅してみれば、
前評判とは逆に、どこも美味しい料理が盛りだくさん!
とりわけスウェーデンは、同じ文化圏として多くの料理を共有しつつも、
ひときわ洗練された印象を受けました。
というわけで今回は、北欧という括りではなく、
敢えてスウェーデン一国に絞り込んで、心も体も温まる北国の料理をご紹介しましょう!

期間 2025年1月8日(水)〜3月末日(予定)

Svenska Ostpaj

オストパイ

<<前菜>>  1200円
悪評のひとつが「北欧の料理は素材が限られているので単調だ」というもの。しかし、これまた事実は逆でした。確かに厳しい寒さは野菜の種類を限定しているものの、人々の創意工夫はその条件を上回る結果を出していたのです。特に乳製品を使った料理は豊富なバリエーションがありました。ご覧の素朴なチーズパイもそのひとつ。現地ではヴェステルボッテンで作られる独特なハードタイプのチーズを使いますが、残念ながらこれは日本で入手できないため、ともこ料理長がホワイトチェダーとグラナチーズをベースにシミュレート。本場の滋味深い味わいを再現しています。まずはこの一皿で白ワインを傾けながら始めてみてはいかがでしょうか?

Svenska Fisk Soppa

フィスクソッパ

<<主菜>>  1800
北欧の食事でハズレがないのはシーフード。迷ったときには魚介系をオーダーすれば、まず間違いありません。そう言ってしまうと、それこそどこへ行っても同じだと思われそうですが、食べ比べた結果、はっきり違っていたのが、このシーフードスープ。シチューに近い濃厚なノルウェーバージョンに比べ、フィンランドでは、ほぼミルクスープのような、あっさり型が主流でした。ところがスウェーデンでは、基本的にノルウェー型と共通点があったものの、ハーブの他、香味野菜やハーブオイルを巧みに組み合わせた複雑な風味があったのです。ここで再現したのはヨーテボリのハーガ地区で出会ったタイプ。ビスクを思わせる深いコクと、セロリとディル、バジルが織りなす絶妙な香りのハーモニーをお楽しみ下さい。

Köttbullar

ショットブラール

<<主菜>>  2000
「なんだ、イケアで食べたミートボールか」と言うなかれ。 ある意味で、この一皿には北欧の食文化が集約されているのです。 まず注目すべきはマッシュポテト。素材のジャガイモは、今や北欧で欠かせない食材のひとつ。 肉、魚料理を問わず、付け合わせの定番的存在となっています。 また、キュウリのピクルスも適当に添えられたものではありません。 酢漬けは長く厳しい冬を通して野菜を食べるための保存技術であり、 酸味はスパイスの乏しい地域で料理に輪郭を与える大切な要素なのですから。 そしてスウェーデンらしさが最も際立っていたのはリンゴンベリーのコンポート。 他の国ではジャムでしたが、ここでは甘味より酸味が強調され、素晴らしいアクセントとなっています。
旅の特集料理はディナータイムのみの提供となります。

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