<<旅のメニューが変わります>>

 ハンガリー料理特集

ヨー ナポト キバーノク!(こんにちは!) 
ハンガリーといえば東欧の一国。しかし人名は日本と同じく苗字・名前の順だったり、
赤ちゃんには高い確率で蒙古斑が現れるなど、意外にアジアっぽいところがあります。
それもそのはず、ハンガリー人(マジャール人)は遠い昔、
ウラル山脈周辺(カスピ海の北方)に住んでいたモンゴロイドの遊牧民だったそうな。
その名残りは現代の食文化にも受け継がれ、グヤーシュを始めとする、
ほどよくスパイシーなハンガリー料理は、ヨーロッパ諸国の中でもひときわユニークな存在。
今回はハンガリー料理に欠かせないパプリカを共通して使いつつも、
まったく風味の異なる3品をご紹介しましょう!

期間 2024年1月6日(土)〜3月末日(予定)

Gulyás

グヤーシュ

<<前菜>>  1200円
ハンガリー料理といえば筆頭に上がるのがグヤーシュ。 もともとは放牧や農作業の途中で食べられる野外料理だったのですが、 今では国民食に昇格し、またレストランのメニューのひとつとして、 ドイツから中欧、バルカン半島北部の国々にまで広く見かけられるようになりました。 じっくり煮込んだビーフと野菜の具だくさんスープを彩るパプリカの赤。 それを特徴づけるのがキャラウェイの甘い香り。 このオリジナルバージョンを原点に他国のバリエーションを試してみるのも、 ヨーロッパ旅行の楽しみ方のひとつになりますよ。

Hortobágyi palacsinta

ホルトバージパラチンタ

<<前菜>>  1200
クレープはハンガリーでパラチンタと呼ばれ、デザートというより主菜や前菜で使われるポピュラーな素材。 ここでご紹介するのはハンガリーの東部、ホルトバージ地方の名を冠したクレープ料理です。 パプリカーシュチルケともいう、クリーミーなパプリカソースで煮込んだチキンをほぐし、 パラチンタで包んだものに、そのソースを添えて頂きます。 名前からして地方料理と思われがちですが、実は958年のブリュッセル万博出展に合わせて考案された名前だそうな。 昨今はグヤーシュに次ぐ代表的な料理として多くのレストランで見かけることができます。

Sertés pörkölt

セルテシュペルケルト

<<主菜>>  1700
ハンガリーで単に肉と言ったらポーク。中でも有名なマンガリッツア豚は国宝にまで指定されています。 当然、ポークを使った料理は数多あり、セルテシュペルケルトはその代表格といえるでしょう。 パプリカソースでじっくりポークを煮込み、仕上げに繊細なマジョラムの香りを添えたこのシチュー。 共通した素材を使っているにもかかわらず、異なる風味のバリエーションが楽しめる異色の一皿です。 お供はこれまたハンガリー名物のノケドリと呼ばれる『パスタ』の一種。 これにシチューを絡めて食べれば本場イタリアンも顔負けの美味しさですよ。

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