<<旅のメニューが変わります>> |
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モザンビーク料理特集 | |
ボンディーア!(こんにちは!) 南アフリカの北東部に接するモザンビーク。 東京都民の約2倍の人口が日本の約2.1倍の国土に住む、1975年にポルトガルから独立した若い国です。 しかしその食文化の歴史は植民地となる以前に遡り、 大航海時代以降、ヨーロッパとインドの影響を受けつつも、 アフリカ南部の特徴をいまだ残していました。 それを簡潔に言うと『ぶっかけ飯』。 食事は一般的にシチューとライス、またはシマと呼ばれるトウモロコシの粉を練り上げた主食で構成されています。 今回はかつてご紹介したモロッコ、チュニジア、エチオピア、 南アのいずれとも異なるアフリカの料理をお楽しみ頂きましょう。 |
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期間 2023年7月7日(金)〜9月末(予定) |
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Caril de amendoim |
カリル デ アメンドイン |
<<前菜>> 1000円 | |
このポルトガル語の料理名は直訳するとピーナッツカレー。
なんだそれ? と、なりますよね?
そこでレシピを調べてみれば、
なるほどピーナッツとココナッツミルクをベースに作った、ほんのりスパイシーなルーでチキンを煮込んだもの。
しかし色は写真の通り薄いクリーム色ですし、スパイス感も強くないので日本的な感覚でいうカレーっぽくはありません。
それでもモザンビークの人々にはインドを髣髴する異国の味に思えるのでしょう。
そのままでもパンやライスと合わせても美味しく召し上がれます。
辛味が苦手でなければピリピリを忘れずに! |
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Caril de camarão |
カリル デ カマロン |
<<主菜>> 1600円 | |
モザンビークは東部に長大な海岸線を持ち、新鮮なシーフード料理で知られています。
なかでも小エビを使ったカリル デ カマロンはレストランの定番料理。
ポルトガルは植民地化したインドのゴアから現地の食文化と食材をこの地にもたらし、
そのひとつがカリル デ カマロンの形で結実したのでした。
辛味のないマイルドなカレールーとココナツミルクで軽く小エビを煮込み、
仕上げにレモンジュースとコリアンダーの葉を加えたこの料理は、
同じカレーが伝わった東南アジアやアラビア半島のバージョンともまったく異なる変化が見られます。
締めのライス物としてもお勧めです。 |
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Frango piri-piri |
フランゴ ピリピリ |
<<主菜>> 1600円 | |
以前、南アフリカ特集でご紹介し、爆発的ヒットとなったペリペリチキン。 その元祖はモザンビークだという情報が入ったことから僕たちはアフリカ南部に出かけました。 『伝播に伴う料理の変化は素材の入れ替わりと複雑化である』とは僕の仮説ですが、 この料理はその傾向を裏付ける典型的な一例ですね。 かなり複雑なマリネ液で漬け込む南アタイプと異なり、 オリジナルはレモンジュースとガーリック、 トウガラシでマリネしたチキンを香ばしく焼き上げたシンプルなもの。 洗練されてはいないものの素材の良さを生かした力強い味わいを楽しめます。 南アとモザンビークに挟まれた四国ほどの小国スワジランドでもモザンビークタイプが食べられていました。 | |
piri-piri |
ピリピリ |
モザンビークのレストラン、いや飲食店全般でなくてはならない料理の引き立て役。
激辛の生トウガラシを刻み、ビネガーとレモンジュース、オイルで漬け込んだ調味料です。
今回ご紹介しているすべての料理にお好みでどうぞ! |
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Vinho Verde |
ヴィーニョヴェルデ |
モザンビークの首都、マプトのレストランで見かけるワインといえば、南アよりむしろポルトガル産がほとんどでした。おそらく宗主国の影響が公用語だけではなく、こんなところにもあるのかもしれません。しかし味覚は政治に影響されませんから、やはり現地の料理と相性がいいからなのでしょう。実際、爽やかな微発砲ワイン、ヴィーニョヴェルデはよく合うと思います。ビールはこれまたレアなモロッコから! |
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白 ムラーリャス・デ・モンサオン ヴィーニョヴェルデ | |
3600円 | |
ロゼ トレヴォ ヴィーニョヴェルデ | |
3600円 | |
赤 アデガ・デ・モンサオン ヴィーニョヴェルデ | |
3600円 | |
ビール モロッコ カサブランカ 330ml | |
900円 | |
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