タジンといえばモロッコのタジン鍋で作られる料理を思い浮べる方が多いと思いますが、 文化を共有する北アフリカの国々では、 アルジェリア、チュニジアなどでスパイシーなキッシュになっていたケースもありました。
僕たちが食べたオリジナル
カイロのローカル食堂で
そこで大陸の反対側に位置するエジプトではどうだったかと申しますと、 鍋こそ違っていたものの、タゲンと呼称が転訛して再びシチューに戻っていたのです。 トマトベースの酸味が効いたルーで淡水スズキのナイルパーチを軽く煮込み、 クミンとレモンの香りで意表を突くアクセントが添えられています。