<<旅のメニューが変わります>> |
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チェコ・スロバキア料理特集 | |
「ドブリーデン!(こんにちは!)」チェコ・スロバキア料理の特徴といえば、『地味で質素、それでいておいしい』となりましょうか。その理由は他の中欧諸国同様、限られた食材を無駄なく用いて旨味を引き出す、民衆のキッチンに出自が求められるからです。また両国は今でこそ別の国ですが、元来カルパチア山脈周辺に住む同じスラブ語系の言葉を話す民族のグループでした。それが欧州各地に広がりつつ、古くは大モラヴィア帝国、近代ならチェコ・スロバキア共和国という形をとり、ハンガリーやポーランド、ドイツなどの影響を受けて多様な文化を育んできたのです。今回は2017年のパート1に続き、チェコとスロバキアをひとつの食文化圏として捉え、代表的な料理を3品ご紹介しましょう。 | |
期間 2020年1月6日(金)〜2021年1月末日(予定) |
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Kapustnica |
カプストニツァ |
<<前菜>> 1000円 | |
スラブ系の食文化に見られる共通点のひとつは、スプーンが立つほど具たくさんなスープの存在です。ここでご紹介するカプストニツァもその典型的な一品。野菜とキノコの旨味にハムやソーセージなどでコクを加え、ザワークラウトの酸味がその全体を包み込んでいます。アクセントはブラックペッパーとマジョラムの香り。以前ロシア料理特集でご紹介したウクライナ起源のサリャンカに近い印象を持ちますが、最も大きい違いは酸味をピクルスとケッパーではなくザワークラウトで出しているところ。仕上げのサワークリームも欠かせません。 | |
Strapacky |
ストラパチキ |
<<主菜>> 1200円 | |
ハンガリー料理特集でノケドリというドイツのシュペッツレに似たパスタの一種をご紹介しましたが、素材にすりおろしたジャガイモを加えたハルシュキは、そのチェコ・スロバキア版といえるかもしれません。このニョッキに近いスロバキア版小型パスタをザワークラウト、塩漬け豚と共に軽くソテーしたのがストラパチキ。シンプルながらも素材のおいしさをじわっと楽しめます。ちなみにバルカン半島から中欧にかけて、ギリシャを除くとお肉といえばポークですが、これはオスマン帝国時代に税として徴収されるのを防げることもあって普及したそうな。ムスリムはブタを食べませんからね。 | |
Cerny pivni gulas s knedliky |
黒ビールのグラーシュ |
<<主菜>> 1900円 | |
チェコといえばピルスナービールの生まれ故郷。どおりでプラハではビールの醸造所だけではなく、ちょっとしたレストランでさえ地ビールを作っていたわけです。そうなればビールを使った料理が生まれるのも必然のこと。ハンガリーから伝わったグヤーシュ(マジャール語の発音)がここで黒ビールと出会い、キャラウェイの香りをマジョラムに置き換えて生まれたのが、この黒っぽいグラーシュです。お供はソースを食べ尽すのに欠かせない、茹でパンのクネドリーキ。ハンガリーやオーストリアのグラーシュとは一味違うチェコならではの味をお楽しみ下さい。 | |
Local Beer and Wines |
チェコとスロバキアのお酒 |
現代のビールの主流となったピルスナービールの元祖といえば、チェコのピルスナーウルケル。そしてスロバキアは西欧や南欧とはまた異なる個性的なブドウで作ったワインで知られています。料理と合わせてお酒の旅もいかがですか? | |
ビール ピルスナーウルケル | |
850円 | |
白ワイン ヤグネット ヴェルトリンスケ・ゼレネ | |
3600円 | |
赤ワイン Ex フランコフカ・モドラ | |
3600円 | |
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