<<アンコールメニュー 第71回>>

期間限定で切り替わる旅のメニュー。
終了間際にはグランドメニュー入りを希望される嬉しいご意見を度々頂いております。
そこで前年にご紹介した料理をアンコールメニューとして復活させることにしました。

今回は2014年の春にご紹介したブルガリア料理特集からこの一皿をどうぞ。

 
 ブルガリア ソフィア風 スネジャンカ
900円

黙って出されて食べたら、ほとんどの方がクリームチーズのブルサン(boursin)だと思うであろうこの料理。
実はヨーグルトの水分をしっかり切り、ディルとキュウリ、クルミを和えたものなんですね。
そのまま前菜としてもよし、パンにつけて白ワインのお供にもまたよし。
クリーミーでコクのあるバルカン半島の味をお楽しみ下さい。

僕たちが食べたオリジナル

 

ソフィアのローカル食堂で

ちなみにブルガリアはヨーグルトの発祥地のひとつとして数えられていますが、
この言葉は「ヨウルト yogurt 撹拌する」というトルコ語から派生したものだそうな。
ブルガリアでは「酸っぱい乳」を意味するキセロ・ムリャコ(кисело мляко)と呼ばれていました。
ブルガリアを作ったブルガール人は、もともと中央アジアにいたモンゴロイドのトゥルク系遊牧民。
それがハンガリーを作ったマジャール人と同じく、コーカソイドと混血を繰り返しながら、西へ移動しつつ、
言語をスラブ系に変え、見かけも白人になってしまいました。
ということは、蒙古斑を残す人がまだいるのでしょうか? 次の機会に調べてみたいと思います。

 

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