<<旅のメニューが変わります>> |
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モザンビーク料理特集 | |
ボンディーア!(こんにちは!) 南アフリカの北東部に接するモザンビーク。 東京都民の約2倍の人口が日本の約2.1倍の国土に住む、1975年にポルトガルから独立した若い国です。 しかしその食文化の歴史は植民地となる以前に遡り、 大航海時代以降、ヨーロッパとインドの影響を受けつつも、 アフリカ南部の特徴をいまだ残していました。 それは簡潔に言うと『ぶっかけ飯』。 食事は一般的にシチューとライス、またはシマと呼ばれるトウモロコシの粉を練り上げた主食で構成されています。 今回はかつてご紹介したモロッコ、チュニジア、エチオピア、 南アのいずれとも異なるアフリカの料理をお楽しみ頂きましょう。 |
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期間 2018年7月8日(日)〜9月末(予定) |
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Matapa |
マタパ 一説によればこの料理名はアフリカ南部で15世紀を中心に栄えたマタパ王国から取られたそうな。 しかしながら料理自体は贅をつくしたものではなく、 キャッサバの若葉とココナッツミルク、ピーナッツでシーフードを軽く煮込んだシチューです。 ととら亭では食感と味のよく似たモロヘイヤを使い、首都のマプトで食べたワタリガニバージョンで再現してみました。 優しい味ながらコクがあり、シーフードの意外な食べ方を楽しめるモザンビークの代表的な一品。 激辛のピリピリを入れると、また別物の美味しさになります。 ご当地流にライスと食べても、そのままでもOK。お酒はビールか白ワインがいいですね。 |
Caril de amendoim |
カリル デ アメンドイン このポルトガル語の料理名は直訳するとピーナッツカレー。 なんだそれ? と、なりますよね? そこでレシピを調べてみれば、 なるほどピーナッツとココナッツミルクをベースに作った、ほんのりスパイシーなルーでチキンを煮込んだもの。 しかし色は写真の通り薄いクリーム色ですし、スパイス感も強くないので日本的な感覚でいうカレーっぽくはありません。 それでもモザンビークの人々にはインドを髣髴する異国の味に思えるのでしょう。 この料理もマタパ同様、そのままでもパンやライスと合わせても美味しく召し上がれます。 辛味が苦手でなければピリピリを忘れずに! |
Caril de camarão |
カリル デ カマロン モザンビークは東部に長大な海岸線を持ち、新鮮なシーフード料理で知られています。 なかでも小エビを使ったカリル デ カマロンはレストランの定番料理。 ポルトガルは植民地化したインドのゴアから現地の食文化と食材をこの地にもたらし、 そのひとつがカリル デ カマロンの形で結実したのでした。 辛味のないマイルドなカレールーとココナツミルクで軽く小エビを煮込み、 仕上げにレモンジュースとコリアンダーの葉を加えたこの料理は、 同じカレーが伝わった東南アジアやアラビア半島のバージョンともまったく異なる変化が見られます。 締めのライス物としてもお勧めです。 |
Piri-piri |
ピリピリ モザンビークのレストラン、いや飲食店全般でなくてはならない料理の引き立て役。 激辛の生トウガラシを刻み、ビネガーとレモンジュース、オイルで漬け込んだ調味料です。 今回ご紹介しているすべての料理に『お好みで』どうぞ! |
今回のおすすめワイン 今回の料理に合うお酒は? と尋ねられたらまずビールと答えるでしょう。 ところが残念ながら日本ではモザンビーク産のビールが手に入りません。 そこで国産ビールのほかに試していただきたいのがポルトガルワインです。 植民地だった影響から現地のレストランで見かけたワインは、ほとんどが旧宗主国のもの。 実際、フルーティでほどよいボディのポルトガル産ワインは今回の料理と相性抜群です。 白 パスコ・ダ・ガマ 3500円 生産地 ポルトガル バイラーダ 赤 ポルカ・デ・ムルサ・ベーシック 3400円 生産地 ポルトガル ドウロ 食後酒 アマルーラ・ゴールド 700円 生産地 南アフリカ
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