<<旅のメニューが変わります>> |
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世界のギョーザ特集 今や日本の国民食ともなったギョーザ。 期間 2017年3月2日(木)〜6月末日(予定) |
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Chuchvara |
カザフスタン アルマティ風チュチュバラ 中央アジアに行くまで『×××スタン』(ペルシャ語で×××の国の意)と言う国を十羽一絡げにしていた僕たちは、それぞれの国の文化にも似て異なる側面があることに気が付きました。例えば食肉。イスラム教徒の多いウズベキスタンで肉と言えば羊と鶏。ところが旧ソビエト解体後もロシア人が人口の2割以上を占めるカザフスタンでは、かなりの量の豚肉も流通していたのです。それが中央アジアの伝統料理と結び付いたバリエーションは非常に興味深いものでした。チュチュバラはウズベキスタン、キルギス、タジキスタンなど広い範囲で食べられている、小ぶりなギョーザ。ディルとコリアンダーの香るすっきりしたヨーグルト入りスープに入っています。今回はカザフスタンバージョンで合挽き肉を使ってみました。 |
Maultaschen |
ドイツ フランクフルト風マウルタッシェン 時代を問わず、何人であろうと美味しいものが大好き。食に国境はありません。イタリアにほど近いドイツ南西部のシュヴァーベン地方では、パスタやピザの食文化を取り入れ、イタリア版ギョーザともいえるラビオリからマウルタッシェンが生まれました。一説によると考え出された動機はやや不純なようで、宗教的に肉食が禁止されていた聖金曜日でも肉を小麦の生地で包んでしまえば神様にも見つかるまい・・・そう企んだ司祭の作とも言われています。現地では具や形に様々なバリエーションがありますが、ととら亭ではともこ料理長がドイツ料理レストランで学んだ、卵入りの生地で合挽き肉、ソーセージ、ホウレンソウなどを包み、茹でてからチーズをのせてこんがり焼いたものを作りました。お供は北ヨーロッパの定番的脇役、紫キャベツの甘酸っぱい赤ワイン煮込みを添えて召し上がれ! |
Mantu |
トルコ カッパドキア風マンティ ギョーザをギョーザと呼ぶ国は中国(ジャオズ)の他、アゼルバイジャン(ギューザ)以外には僕たちは聞いた記憶がありません。圧倒的な多数派はなんとマンティ、マンドゥ、マンタ等の語源となった『マントゥ』から派生したものなのです。驚いたことに、そもそもギョーザの元祖と目されたジャオズでさえ、最初はマントゥと呼ばれていたそうです。ではその本名を受け継ぐトルコのマントゥとはどんな料理なのか? ラムの挽肉を使ったギョーザ本体は、日本でいうところの水餃子を小さくしたもの。しかし付けるのは醤油ではなく、ミントを散りばめたガーリックヨーグルトです。これにパプリカバターのソースを添えて食べるマントゥは、きっと皆さんが持つギョーザの概念を覆すことでしょう。 |
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