<<旅のメニューが変わります>>
 南アフリカ料理特集

知られざる美食の国、南アフリカ。 1488年にポルトガル人のバルトロメウ・ディアスがヨーロッパ人として初めてアフリカ大陸の南端に到達して以来、 交易の中継地となった南アフリカでは、ポルトガル、イギリス、オランダなどの西欧諸国と インド、マレー半島、現地の食文化が混じり合い、ユニークな料理が生み出されてきました。特に温暖な気候のケープ地方は野菜やフルーツの一大産地であり、 暖流と寒流が混じり合う世界有数の好漁場にも恵まれたことから、 素材を活かした名物料理で知られるようになったのです。今回はケープタウンで出会ったご馳走の中から、 アジアの素材を西欧の手法で調理するという、いかにも南アフリカらしい3品をご紹介しましょう。

期間 2017年7月12日(水)〜9月末日(予定)

Mussel with curry cream sauce

ムール貝のカレークリーム煮 
                   <<前菜>> 1000円

南アフリカがイギリス領になってからインド人の入植が進み、 彼らが持ち込んだカレー料理が現地の素材とヨーロッパの調理方法を結び付けました。 こうして生まれたフュージョン料理のひとつが新鮮なムール貝を白ワインで蒸し、 辛みのないマイルドなカレークリームソースで煮込んだこの前菜です。 レモンを絞ってみれば、まさしくヨーロピアンでもインディアンでもない、 南アフリカンそのものの香り。キリッと冷えた白ワインかビールがよく合います。

Meuniere with apricot mayonnaise sauce

白身魚のムニエル アプリコットマヨネーズソース
                  <<主菜>> 1400円

ケープ地方はワインの産地として有名ですが、ブドウだけではなく、 リンゴやアプリコットなど、さまざまな種類のフルーツも盛んに作られています。 それらは生のまま、または乾燥させて料理に使われており、 組み合わせの多様性はいかにもご当地らしいものがありました。 その中でもイチオシは、淡白な白身魚をこんがり焼き、 コクと酸味が調和したアプリコット入りマヨネーズソースを添えたムニエル。 さわやかなライムの香りがとてもいいアクセントです。

Peri-Peri Chicken

ぺリぺリチキン 
                  <<主菜>> 1500円

ポルトガルがモザンビークにペリペリ(トウガラシ)を持ち込んで生まれたとされるスパイシーなローストチキン。 今ではアフリカ南部一帯でポピュラーな料理となり、同じくポルトガルの植民地だったマカオでは、 アフリカチキンと呼ばれて根付きました。 今回訪れた南アフリカでも大変人気があり、Nando'sというチェーン店まで生まれています。 フルーティな酸味とトウガラシのパンチが効いたペリペリソースでじっくりマリネしたチキンのモモ肉を、 こんがりローストした、これぞ夏のチキン料理。 辛いのがお好みの方は更にぺリぺリソースを付けてお召し上がり下さい。

Boland Cellar Chenin Blanc & Pinotage

南アフリカワイン       

白 シュナンブラン ドライ 3400円

トロピカルフルーツの香りとすっきりした余韻。 ほど良いコクがあり前菜のシーフードからメインのチキン料理まで通してお楽しみ頂けます。

赤 ピノタージュ ドライ 3400円

南アフリカ原産のブドウを使ったドライなミディアムタイプの赤。 まろやかなタンニンが感じられるボディは重からず軽からず、スパイシーな料理との相性は抜群です。

 

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