<<旅のアンコールメニュー 第46回>>

期間限定で切り替わる旅のメニュー。
終了間際にはグランドメニュー入りを希望される嬉しいご意見を度々頂いております。
そこで以前ご紹介した料理をアンコールメニューとして復活させることにしました。
今回は早くもアンコールの声がかかった2017年冬のスロバキア・チェコ料理特集から、
ソースが主役のユニークな料理をどうぞ。


Svickova na smetane
 スヴィチュコバー ナ スメタニュ
2000円

ソースは肉や魚を食べるための調味料。主役が食べ終ればお皿に残っていても見捨てられます。
こうした日本の常識を覆すのが中欧の食文化。
たとえばこの料理名は『甘口のソース(スヴィチュコバー)と生クリーム(スメタニュ)』。
具ではなく、ソースが名前になっているのです。
ニンジンやセロリ、玉ねぎなどの野菜を主とする甘みと、
レモンの酸味が調和したコクのあるソースを食べるために、
添えられた『脇役』がボイルしたビーフの薄切りとふかふか茹でパンのクネドリーキ。
従いまして、完食したお皿はピカピカになっているという、
ある意味、『モッタイナイ』文化の美味しい模範料理でもあるのです。

僕らが食べたオリジナル

 

プラハのレストランで

 

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