期間限定で切り替わる旅のメニュー。 終了間際にはグランドメニュー入りを希望される嬉しいご意見を度々頂いております。 そこで以前ご紹介した料理をアンコールメニューとして復活させることにしました。 今回は早くもアンコールの声がかかった2017年冬のスロバキア・チェコ料理特集から、 ソースが主役のユニークな料理をどうぞ。
ソースは肉や魚を食べるための調味料。主役が食べ終ればお皿に残っていても見捨てられます。 こうした日本の常識を覆すのが中欧の食文化。 たとえばこの料理名は『甘口のソース(スヴィチュコバー)と生クリーム(スメタニュ)』。 具ではなく、ソースが名前になっているのです。 ニンジンやセロリ、玉ねぎなどの野菜を主とする甘みと、 レモンの酸味が調和したコクのあるソースを食べるために、 添えられた『脇役』がボイルしたビーフの薄切りとふかふか茹でパンのクネドリーキ。 従いまして、完食したお皿はピカピカになっているという、 ある意味、『モッタイナイ』文化の美味しい模範料理でもあるのです。
僕らが食べたオリジナル
プラハのレストランで