<<旅のメニューが変わります>>

 ブルガリア料理特集

日本と同じく四季がはっきりしているブルガリア。
ラムは春、チキンや仔牛は夏、ポークは秋から冬・・・
野菜だけではなく、肉にまで季節感を重んじるブルガリア料理は祭事と結びつき、
トルコ、ギリシャ、ルーマニアの影響も混じり合い、豊かな食文化を育んでいます。
今回は僕たちが首都ソフィアで出会った、3つの代表的な料理とワインをご紹介しましょう。

期間 2014年4月2日(水)〜6月末日(予定)

スネジャンカ Снежанка
                          900円

ヨーグルトの水分をしっかり切り、ディル、キュウリ、クルミを和えたクリーミーなサラダ。そのなめらかな食感と風味はさながらクリームチーズのブルサ(boursin)を彷彿させます。ちなみにブルガリアの食材と言えば筆頭に挙がるのがヨーグルト。しかしこの言葉は「ヨウルト yogurt 撹拌する」というトルコ語から派生したものです。発祥の地では「酸っぱい乳」を意味するキセロ・ムリャコ(кисело мляко)と呼ばれています。

ブルガリアン シュニッツェル
Шнuцеа                  1400円

生まれはドイツのシュニッツェルですが、今ではヨーロッパ圏のみならず、世界料理となって広く楽しまれています。ここブルガリアのソフィアで見つけたのはちょっと変わったバージョン。スパイシーなチキンの挽肉を使い、パン粉をまぶして揚げるのではなく、卵液を付けて焼き上げたピカタのようなもの。ピクルス入りのヨーグルトソースを添えてさっぱり召し上がれ。

カヴァルマ
Каварма               1600円

ポークと旬の野菜をコクのあるトマトソースで煮込んだ代表的な土鍋料理。上に乗っている半熟の卵を混ぜた時のまろやかさがたまりません。オレガノに似た爽やかな香りは、チューブリッサーというブルガリアでよく使われるハーブ。ととら亭で使っているのはソフィアの市場で買ってきた「直輸入」品です。

ブルガリアワイン (左より)

テリッシュ 2009
カベルネソーヴィニヨン/メルロー ミディアムボディ

                           3300円
しっかりしていても脂っぽくないブルガリア料理に合わせるなら、香り豊かでフルーティな余韻の残るこのワイン。ふたつの対照的なぶどうの良いところを取り、重すぎず軽すぎず、
いいバランスで仕上がっています。

ターゴヴィシュテ 2010 シャルドネ ドライ
                             3600円
世界各地で造られているシャルドネの白ワイン。 多くの印象はすっきりしたシャープなものですが、バルカン半島のそれはちょっと違います。 このコクと男性的な力強さはシーフードのみならず、肉料理のよいお供にもなるでしょう。

ラキア
                             
600円/グラス
中東で生まれた蒸留酒の元祖、アラックの流れをくむブルガリアの地酒。 発酵させるフルーツは様々なものが用いられますが、 今回ご紹介するのは中でもポピュラーなプルーンを使ったもの。 香りはフルーティでも油断は大敵。アルコール度数が38度ありますから。


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