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 グルジア料理特集

グルジアはカスピ海と黒海の狭間にあるコーカサス地方に位置し、
大きさは北海道より少々小さく、人口は東京都民の半分以下という小国。
しかしながら、数々のスパイスやハーブを巧みに使い分け、
メキシコのサルサにも似たアジカと呼ばれるソースを用いる個性的な食文化は、
周辺諸国に広く影響を与えています。
今回は、その中でも特徴的な3品と素晴らしいワインを2種ご紹介しましょう。

期間 2014年10月1日(水)〜12月末日(予定)

ヒンカリ Khinkali
                               900円

ユーラシア大陸の国々で広く食べられている「ギョーザのような」料理。 中国をその起源とするのか、それとも独自に考え出されたのか、 味と形、そして名前から、そのルーツを追いかけるのが、ととら亭のテーマのひとつです。 今回見つけたのはグルジア版の水餃子。 形は茶巾寿司型で、大きさは日本の餃子の3倍くらいあります。 ジューシーで仄かにスパイスの香る合挽肉を、もちっとした皮で包んだ味は、そのまま食べると小籠包に似ていますが、 醤油ではなく、アジカを付けるとさながら別の料理のよう。 ひとつはそのままで、二つ目はアジカを添えて、味の変化をお楽しみ下さい。

※大き目のサイズなので茹で時間を少々いただきます。

サシビ Sacivi                     1500円

グルジア料理のもうひとつの特徴は、クルミとガーリックの組み合わせ。 日本のゴマ味噌のように野菜を和えたり、ペーストとして、また肉を煮込むソースとして、様々なシーンで登場します。 ここでご紹介するサシビとは、このペーストにフェネグリークなど数種類のスパイスを加えたベゼソースで、 ローストチキンを軽く煮こんだ料理。この食欲をそそる香りと深いコクのハーモニーを知らずしてグルジア料理は語れません。

グルジアンスペアリブ   Georgian SpareRib                                          1700円

更にグルジア料理の個性を際立たせているのが、アジカと呼ばれるサルサに似たソースの存在。 小国ながらも地域ごとに独自のアジカがあり、使い方もテーブルで付けて食べるソース的なものから、 調理途中で入れる方法など、グルジア料理になくてはならない味と風味の中心となっています。 この料理は柔らかいスペアリブにスパイシーなレッドアジカを塗ってローストしたもの。 同じスペアリブでも、ととら亭オリジナルのものとは全く別の料理になっています。
食べ比べも楽しいと思いますよ。

グルジアワイン   Georgian Wine               

グルジアはぶどうとワインの生まれ故郷。その歴史は000年を遡り、近年なら旧ソヴィエト連邦のお歴々から、 古くはクレオパトラまで、この味に魅了されたファンは尽きません。
この機会に是非お試し下さい。

白 ツィナンダリ  Tsinandali             3500円
グルジアの代表的な辛口白ワイン。 有数のぶどう栽培地域であるテラヴィ地区とクヴァレリ地区で収穫されたルカツィテリ種を85%、ムツバネ種を15%使用し、 2〜3年間オーク材の樽で熟成しています。 すっきりとした飲み口にフルーティーな香りと厚みのあるボディが楽しめる、ワイン発祥の地に相応しい逸品。

赤 サペラヴィ   Saperavi              3700円
トビリシのワインショップでコクのあるドライな赤ワインは?と訊いたら最初に勧められたのがこのぶどうを使ったワイン。
カヘチ地方産の土着のぶどう品種サペラヴィ種を100%使用。 成熟した黒いちごの豊かな風味とやわらかなタンニンが素晴らしい余韻を残します。 今回の特集の料理とは相性抜群。

アジカ   Ad                      200円
グルジア料理以外にも相性がいい万能ソース。
グランドメニューのトリッパ、さいころソテーポテト(チーズ風味、自家製ベーコン風味)、 大山鶏の瞬間燻製ステーキ、ととら亭風カツレツ、ドネルケバブライス等と一緒にどうぞ。
(ヒンカリには付いています。)

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