<<旅のメニューが変わります>>

 チュニジア料理特集

ととら亭で初めての取材旅行で訪れたのは、2011年のモロッコでした。
今回はマグレブと呼ばれる同じ北アフリカのアラブ、アマジク(ベルベル)文化圏から、
個性的なチュニジアの料理を紹介しましょう。
どれもスパイスの使い方が上品で脂っぽさがなく、食欲をそそりますよ。

現地取材期間 2013年2月18日 〜 28日 取材地 チュニス、ドゥーズ、スース、カルタゴ、他

タジン  Tajine <<前菜>> 
                                 1000円

写真が間違ってる? タジン鍋じゃない? いえ、これで正しいのですよ。モロッコと共通する料理の中でも一番違っているのがこの料理。スパイシーなチキンとほうれん草にコクのあるクリームチーズを使った、アラブ版のキッシュとでも言えましょうか。

オジャ Ojja <<主菜>> 
                                 1300円

ローカルレストランでシーフード料理の定番といえばこれ。
キャラウェイとチュニジアンハリッサの風味が際立つトマトソースで煮込んだ小エビとたっぷりの野菜。それに半熟ポーチドエッグのまろやかさが加わると絶品です。そのままでもよし。パンにつけてもまた旨し。

クシャ  Koucha <<主菜>>
                                1600円

アラブ圏で最もポピュラーな肉といえば羊。その食べ方も様々ですが、チュニジアでは、香ばしくローストしたラムをサフランとローズマリーを使ったスープで柔らかく炊いたこの料理が広く愛されています。これにチュニジアンハリッサを添えて食べると、「ああ、地球に生まれて良かった!」な味になりますよ。

マゴン  Magon   3400円
タイプ: 赤 ミディアムボディ
産地 : チュニジア ボン岬地方
ぶどう: カリニャン、シラー
チュニスのローカルレストランで「赤ワインを!」と言えば「マゴンか?」と応えられるほどポピュラーなワイン。さすが、その農業書によってカルタゴからワインを地中海沿岸諸国に広げたマゴンの名を冠するだけあって、バランスの取れたタンニンの渋みと個性的な香りはヨーロッパの国々でも楽しまれています。

グリ ダマメット  Gris D'Hammamet   3400円
タイプ: ロゼ 中辛口
産地 : チュニジア ボン岬地方
ぶどう: サンソー、グルナッシュ、カリニャン
チュニジアで生産されるワインの60%から70%がロゼ。中でも代表的なものがこのグリ ダマメットです。ドライな飲み口と果実味溢れる余韻は肉、魚を問わずオールマイティなお供となるでしょう。キンキンに冷やしてどうぞ。

Tunisian Harissa

チュニジアン ハリッサ  <<調味料>>    200円

チュニジア料理になくてはならないのがこのホットペースト。一度はまると何にでもつけたくなります。

 


Shatta & Moroccan Harissa

シャッタ (左) と ハリッサ (右)  <<調味料>>   各200円

左はエジプトからパレスティナで使われている、アラブ世界のラー油とも言えるシャッタ。もうひとつはモロッコのハリッサ。爽やかな風味とシャープな辛味の組み合わせはチュニジアのそれと全く違います。

 


Copyright 2010-2013 TOTORA-tei All Rights Reserved