ととら亭開店１周年まであと10日。
今月の支払いも全部終わったし、ふたりともすこぶる元気なので、
ここまで来れば少なくとも１年の壁は超えられるでしょう。

そこで、お祝いをしたいのですが、何がいいかな？

予約制のパーティ？
１周年記念コースメニュー・・・？

ん〜・・・もっと、ととら亭っぽいもので何か・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうだ、これで行こう！

野方でノガーダ！

１周年記念のお祝い料理として、
みなさんにチレス・エン・ノガーダ（Chiles en Nogada）をご紹介しましょう！

オヤジギャグと言うなかれ、
これにはディープな訳、いや、運命のストーリーがあったのです。

2010年３月３日の開業に先立つこと10ヶ月。
2009年の６月下旬から、僕たちは３ヶ月の旅に出ていました。
最初の渡航国はメキシコ。そこで出会った料理がこれ。
大型の辛くないトウガラシ、チレポブラーノに
スパイシーな挽肉、アーモンド、干しブドウ、バナナを詰めて揚げ、
胡桃と生クリームを使ったコクのあるソース、ノガーダをたっぷり添えた魅惑的な一皿。

メキシコの独立記念日のお祝いに欠かせないこのお料理、
チレポブラーノの緑、ザクロの赤、ソースの白はメキシコの国旗を表現しています。

メキシコを旅していた時、ととら亭開業プロジェクトはまだ第１フェーズが終わったばかり。
事業計画書を作成し、出店候補地の調査と絞込みが済んだだけで、
まだ具体的な場所は決まっていませんでした。
しかも野方は調査範囲から外れていたため、実のところ名前すら知らなかったのです。

NOGADA・・・ノガーダ・・・ノガタ・・・野方

今から思えば、この料理を食べていた時点で、運命は決まっていたのかもしれません。

独立記念日に食べられるNOGADA。
そうなれば僕たちの記念すべき３月３日を祝うのも、これ以外にあり得ないでしょう。

今回はともこ料理長が腕を振るい、ととら亭風にアレンジしてお届けします。

期間は３月３日(水)から３月21日(月)まで。お値段は１６００円。
ディナータイムのみ、１日限定５食のご提供です。